今回はStudio Oneの最大のメリットと言っても過言ではないDDP書き出しのやり方をご説明します。
他のDAWだと、DDP書き出し対応のT-RackSやWaveLabなどのマスタリングソフトを別で用意したり、外注したり、フリーソフトで書き出したりと手間が掛かってしまうのですが、Studio Oneではそれが一つのDAWで出来てしまいます。
そもそもDDPとは何なのか?
DDPとは「Disc Description Protocol」の略称で、簡単に言うとプレス会社にCD-Rでは無くデータで納品する事が出来るフォーマットです。
データなので音質劣化などもなく、送料なども掛からない為CDをプレス依頼する際にとても便利で、現在では主流なやり取りの方法です。
ただDDPファイルは特殊なファイルの為通常の音楽再生プレイヤーでは再生出来ません。
Studio One3まではDDPをインポートする事は出来なかったのですが、Studio One4よりDDPファイルのインポートが可能になっています。
プレス会社に入稿する前に確認出来るのは大変嬉しいですね。
では実際のやり方をご説明します。
Studio OneでのDDPファイルの書き出しのやり方
まずCD書き込みと同様にプロジェクトにソングファイルを並べ、曲間などを決めます。
CDの書き込み方法については別の記事で解説してますので参考にしてみて下さい。
では実際にDDPファイルを作成して行きます。

と言っても、設定が出来たらあとは画像の赤枠内のDDPを押すだけ。
押すとこんな画面が出ると思います。

ここに表示されたフォルダにDDPファイルが作成されます。
ファイルの場所を確認したら「はい」を押して完了。
ものすごく簡単ですねw
これでDDPファイルが完成しました。
大抵のプレス会社はWEB入稿に対応してますので、依頼するプレス会社が決まったらWEB入稿を選択し、必要事項を記入し、作成したDDPファイルをアップロードして完了です。
あとはCDが出来上がるのを待つのみ。
楽しみに待ちましょう♪
簡単に誰でもCDが作れる時代
お金と時間は掛かれど、誰でも簡単にCDが作れる時代になりました。
昔はCD-Rで作ったデモCDを売って活動資金にしたり、知ってもらうきっかけを作ったりしてましたが、誰でもちゃんとしたCDが作れるようになると手作り感満載のCD-Rでは正直他のバンドより見劣りしてしまうと思います。
プレス料金自体こだわらなければかなり安価で1000枚プレスとかも可能なので、一気に作ってあとはライブして売るだけ!なんて事も出来ますね。
他のバンドより抜きん出る為にも渾身の自作CDを作ってみてはいかがでしょうか?
では楽しい音楽ライフを♪