今回はDTM初心者の方に向けてDAWを使ったレコーディングのやり方を解説して行きます。
オーディオ録音にはオーディオインターフェイス、シンセなどの録音はMIDIキーボードが必要になって来ます。
その辺りも含め、この記事を参考にまずはレコーディングが出来るようになりましょう!
DTMでレコーディングする為に必要な機材
では実際にレコーディングするにはどんな機材が必要なのでしょうか?
以前歌ってみたに必要な機材と重複する部分が多々あるので、必要機材に関してはこちらの記事をご参考にしてみて下さい。
先程の記事で唯一触れていないのがMIDIキーボードですね。
こちらはMIDIケーブルを使うものとUSB対応のものもあります。
現在はUSB対応のMIDIキーボードが主流なので、MIDIキーボード選びに悩んだらUSB対応の物で良いでしょう。
わざわざMIDIケーブル買わなくても済みますからね。
Roland ローランド MIDIキーボードコントローラー A-49-BK ブラック 49鍵
これは何に使うかというとMIDI信号を使ってソフトウェアシンセ等を動かす為に使います。
俗に言う打ち込みってやつですね。
いろいろなソフトを使う事により、ピアノやドラムストリングス等のレコーディングが可能になります。
DTMで実際にレコーディングする前の準備
まずレコーディングする為の準備をして行きます。
私の場合DAWがStudio Oneを使用してるので、違うDAWを使用している方は各項目の場所や名前が違うかもしれませんが、実際のレコーディングのやり方はそこまで変わりません。
では私のStudio Oneの画面を参考にご説明して行きます。

Studio Oneのトップ画面の左上の新規ソングを作成をクリックすると画像の様なウィンドウが開きます。
するとソングが開くのでここにまずはオーディオトラックを挿入して行きます。

画面赤枠の+ボタンを押します。(またはキーボードのT)
するとトラックを追加というウィンドウが開くので、名前を録音する楽器などの名前に変え、タイプの部分をオーディオに設定し、OKを押します。
すると今回はギタートラックを作ったので画像のようにギターというトラックが作成されました。
インストゥルメントの場合
インストゥルメントの場合もオーディオとやり方はほぼ同じです。

先程タイプの部分がオーディオだった所をインストゥルメントに変更し、任意の名前を付けてOKを押すだけです。
ただインストゥルメントの場合MIDIキーボードの指定や使うインストゥルメントをトラックに挿入しなければ音は鳴りません。

右下のブラウズメニューを開き、インストゥルメントタブの中から自分の使いたいシンセを選び、先程作成したインストゥルメントトラックにドラッグ&ドロップします。
次にトラックの下の部分にあるすべての入力という場所をクリックし、使うMIDIキーボードなどを選択します。
実際にレコーディングしてみよう
では実際にレコーディングをしてみましょう。
オーディオインターフェイスにギターを繋げ、画像の青いスピーカーマークボタンをクリックします。
すると画像右側の緑のメーターがギターを弾くと動くようになると思うので、これでちゃんと入力出来ているという事になります。

ただこの際入力レベルには注意が必要です。
画像の右上が赤く点灯してると思います。
これはクリップといって入力レベルが0dbを超えてるよっていうサインです。
この状態で録音してしまうと音が割れてしまい、綺麗な音で録音が出来なくなってしまいます。
一番強く弾くポイントでクリップしないように入力レベルを調整しましょう。
ちゃんと入力レベルの調整が出来たら、次は実際に録音して行きます。

まずはメトロノームの設定をしてレコーディングの準備をします。
メトロノームに合わせてレコーディングしないと、この後ドラムを録音した時等にズレていたらまたレコーディングのやり直しになってしまいますからね。
メトロノームの設定はDAWによって違うので、お使いのDAWの説明書等を見て使い方を覚えましょう。
Studio Oneの場合は画面一番下の右側にメトロノームのマークがあるので、それを点灯させます。
次にテンポと書いてある所の上に数字があると思うので、再生ボタンを押し、実際にメトロノームの音を聴きながら変更し、決めて行きます。
テンポが決まったらいよいよレコーディングです。
画像赤枠内の●ボタンかキーボードの*ボタンを押すと録音が始まります。
最初何小節かはカウント分で空けて録音開始した方がタイミングを計りやすいと思います。
録音が終わったらスペースキーを押すと録音が終了します。
すると画像のようにトラックに波形が出て来たと思います。
これで無事録音が出来ました。
インストゥルメントの場合も基本的にやり方は一緒です。
インストゥルメントの場合はオーディオのような波形の代わりに、MIDIノートが記録されて行きます。
このMIDIノートは音を記録しているのではなく、押さえた鍵盤の強さや長さ等を記録して行きます。
そしてそのMIDIノートを音として出力するのがシンセという感覚ですかね。
レコーディングとはいろいろな楽器を重ねて行く作業
今回はギターの録音のみでしたが、別トラックにギターをもう一本重ねたり、ベース、シンセ、ピアノ、ドラム、歌などを重ね録りして行く事で曲が完成して行きます。
最初のうちはどの楽器をどんな風にレコーディングすれば自分の思うような楽曲になるのかわからないと思います。
これは数をこなして行って、いろんな楽曲の作り方を学んで行けば自ずと出来るようになって来ます。
焦らずまずは一曲ずつゆっくりと作って行きましょう。
作曲って楽しいですよ♪
DTMを覚えてもっと楽しく作曲出来るようになりましょう!