Native Instruments「KONTAKT」に音源を追加する方法

Native Instruments KONTAKTに音源をライブラリーに追加しようとした所、結構手こずってしまったので、備忘録も兼ねてやり方を解説して行きたいと思います。

今回ご紹介するのは、フルバージョンのKONTAKT6でのやり方になります。

基本的なやり方は一緒なのですが、無償のKONTAKT PLAYERでは、KONTAKT PLAYER用に作成された他社製インストゥルメントのみがロード出来ます。
その為、KONTAKT 6のフルバージョンでないと動作しないインストゥルメントは、KONTAKT PLAYERでは使用出来ません。
デモモードであれば15分間動作しますが、データを保存することは出来ないので注意が必要です。

KONTAKTに音源を追加する前に知っておきたいNKSとNKI

まずKONTAKTが読み込めるファイルにはNKSとNKIという拡張子があります。

NKS(Native Kontrol Standard)とは?

NKSにより、お持ちのソフトウェア・インストゥルメント、エフェクト、ループ、サンプルが1つの直感的なワークフローに対応し、NI製品や他社製品がスムーズに連携します。効率的なブラウズ、統合性のあるタグ付け、サウンドの試聴、マッピング済みのパラメーター、Smart Play機能などが利用でき、お好きな制作ツールをKOMPLETE KONTROLキーボードとソフトウェア、MASCHINE、他社製コントローラーと連動させることができます。

つまりNKS対応製品であれば、直感的なワークフローで、思い描くサウンドを簡単に操作することが可能となります。

引用:Native Instruments公式HP

用は、NKS対応製品はいろいろ連携出来て便利だよって事ですね。

KOMPLETE KONTROLキーボードなどのコントローラーの場合は、キーボード側からMassive等プラグインのプリセット変更が出来たりするので、KOMPLETE KONTROLキーボード等を使っている方はNKS対応プラグインの方が便利ですよってことですね。

ちなみにこんなのとか

こんなのとか

 

一方NKIは、それらは出来ないけど使えるよっていう音源ですね。

またNKIファイルだけなのか、全て試した訳じゃないのでわからないのですが、ライブラリーに追加出来ないプラグインもあります。

その場合の使用方法も合わせて解説させて頂きます。

KONTAKT音源をライブラリーに追加する下準備

まずはKONTAKT音源をライブラリーに追加する為の下準備をして行きます。

今回はSoniccouture社から配信されている、無料KONTAKT用音源THUNDER DRUMを使って解説して行きます。

ダウンロードはこちらから↓

FREEでご使用出来ますが、アカウント作成が必要です。

◆まずサイト内のDOWNLOADボタンを押します。次に開いたページのHAMMERSMITH FREEをダウンロードします。

この時の保存場所は任意の場所で構いませんが、今後PC買い替えの際や故障した際の為に、外付けHDDまたはSSDに「KONTAKT音源」などの名前を付けたフォルダーを作成して、そこに今後ダウンロードした音源を入れて行くと何かあった時の為に便利なのでオススメです。

◆次にKONTAKTをお持ちであればインストール済だと思いますが、Native Instruments社のNative Accessを起動します。ログイン後画面左上にあるAdd a Serialを押します。

◆開いたページに先程ダウンロードしたページあるシリアルナンバーを入力。

◆入力が終わったらVIEW PRODUCT NOT INSTALLEDをクリック。

◆表示されたNOT INSTALLEDタブ内のTHUNDER DRUMのADD LIBRALYをクリック。

◆開いたウィンドウ内のBROWSEをクリックし、THUNDER DRUMをダウンロードしたフォルダを選択。ちゃんと指定出来ていると下のINSTALLの部分が点灯するので、クリック。

これでNative Access側の設定は終わりです。

次にKONTAKT本体での設定も必要ですので、そちらも解説して行きます。

KONTAKT音源のライブラリー追加方法

◆まずKONTAKTを開き、①のDatabaseタブをクリックし、Databaseタブ内の②DB Optionsをクリック

◆開いたウィンドウ内の①のDatabaseタブをクリック。次に②のAddをクリックし、THUDER DRUMを保存したフォルダを指定します。
その後③のUpdateを押して変更内容を更新します。

◆するとこの様にライブラリーに無事追加する事が出来ました。

ライブラリーにすぐ反映しない場合は、一度DAWやKONTAKTを再起動すると出て来ると思います。

KONTAKTのライブラリーに追加出来ない音源の使用方法

先程のやり方でライブラリーに追加出来ない場合のやり方です。

◆まずKONTAKT内のFileタブをクリッするとフォルダが表示されるので、ダウンロードしたKONTAKT用音源を保存したフォルダを選択します。

その後KONTAKT用音源が表示されたら、それをドラッグ&ドロップでKONTAKATに読み込ませます。

◆これでKONTAKT用音源が使えるようになったのですが、少々面倒くさいので良く使う様であれば、クイックロードにドラッグ&ドロップで追加しましょう。
次回はそこから使用する事が出来ます。

◆KONTAKT内にクイックロード画面が表示されていない場合は、画像の右上枠内をクリックし、Quickloadにチェックを付けると画面下にクイックロード画面が表示されます。

以上がKONTAKT音源の追加方法でした!

何気にややこしく、自分自身手こずったので、参考になれば幸いです♪