仮歌を依頼する際に必要な素材＆ディレクション。作家様に知っておいて欲しい最低限のご用意。

仮歌の仕事を始めて早一年以上が経ちました。

現在多くの作家様からのご依頼を頂けるようになり本当に有難いです。

それと同時に大変な事も多いですが、皆様私の歌に喜んで頂けるのが本当に嬉しいです。

ただ初めての仮歌ご依頼の方も多く、私の場合webでのやり取りのみなので意思疎通が上手く行かずトラブルになる事も稀にあります。（裏声の有無や、ビブラート、感情表現など）

そうなってしまうと録り直しや、最悪の場合納期に間に合わないなどの事が起こりかねません。

私はそのような経験からこちらから不明点などある場合は、作家様に細かくお聞きし、トラブルの無いように心がけています。

今回は仮歌を歌う側から作家様にご用意頂きたい素材や、ディレクション内容の詳細についてのお話をさせて頂きます。

これから作家を目指す方、仮歌を利用してみたいけどどうすれば良いかわからない方の参考になれば幸いです。

仮歌を依頼する際はまずスケジュール確認

コンペ等の場合は納期までの期限が短い物が多いので、まずは楽曲イメージに合う仮歌さんをココナラ等で探し、期間内に歌ってもらえるかどうかDM等で問い合わせましょう。

楽曲イメージに合う歌い手さん何人かに声を掛けておくと良いと思います。

その際は他の方にも声を掛けていると伝えておくと仮歌さんもそれを踏まえた上で返信してくれると思います。

仮歌を依頼する際に用意するデータ

次は仮歌を依頼する際に必要な素材ですね。

仮仮歌がある場合はメロ譜は無くても作業に支障はないので、メロ譜が作成出来ない場合は仮仮歌。

仮仮歌が用意出来ない場合はメロ譜を用意しましょう。

たまにどちらもご用意がなく、シンセメロだけの方もいらっしゃるのですが、仮仮歌とメロ譜で確認したいのは歌詞の譜割りなのでご用意が無い場合自分の意図しない譜割りになる可能性があります。

納期の関係もあるので円滑にやり取りを終える為にも仮仮歌またはメロ譜は必ず用意して頂きたいです。

仮歌を依頼する場合はオケとメロのデータは分ける

これもよくあるのがオケとメロのデータの混ざった2mixデータのみが送られて来る事があります。

2mixでも作業に出来なくはないのですが、仮歌を歌う方は大抵DTM環境がある方なので、オケとメロのデータを別に送って頂けるとそれぞれの音量のバランスをこちらで調整して歌録り出来るので大変助かります。

特にピッチ補正をしてから納品する場合は、メロのみでピッチ補正が出来るので作業が大変スムーズです。

仮歌を依頼する前に適正なキーを調べよう

アイドルやアニソンのご依頼の際はキーの高い曲が多いので、その点はこちらの技量に掛かって来るのですが、稀に男性曲なのに女性キーのような高いキーでのご依頼があります。逆に低すぎて歌い辛い場合もあります。

仮歌を歌う方のページなどに得意なキー等の表記があると思いますので、それを参考に仮歌さんを選び、依頼しましょう。

そうしないとせっかく作った自分の曲のイメージが台無しになる可能性もあるので…。

仮歌を依頼する前に歌詞を最終確認して下さい

これも地味によくあるのですが仮仮歌をご用意頂けたのは有難いのですが、仮仮歌と歌詞が違う時があります。

その際は仮仮歌の方で歌わせて頂くのですが、トラブルになりかねませんので歌詞は再度確認してから依頼しましょう。

仮歌を依頼する際のディレクションについて

明確な楽曲のイメージがある場合は細かく仮歌さんに伝えましょう。

この他に納品の際のデータのビットレートに指定がある場合はこちらも伝えましょう。

仮歌依頼に困ったらココナラ

ココナラをおすすめする理由は私がココナラでも仮歌依頼を受け付けていて、多くの依頼を頂けているのもありますが、他の方のサンプル音源などを聴いていてもかなりハイレベルな方が沢山います。

一時期ココナラの評判があまり良くない時期もありましたが、それはかなり格安でやられている素人さん達が低品質なサービスを多く出していたからだと思います。

ココナラだから安く出来るという訳ではなく、仮歌の相場（ワンコーラス3000円～4000円程度）を知り、それに見合った仮歌さんに依頼すれば納得の行く歌を歌ってくれるでしょう。

ココナラの会員登録がまだな方は登録無料ですので、まず会員登録してイメージに合う仮歌さんがいるか検索してみましょう。

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コンペを勝ち取る為には無くてはならない存在の仮歌さん。

素敵な仮歌さんにあなたの曲を歌ってもらい、全身全霊込めた楽曲を世の中に出すチャンスを掴み取りましょう！