作曲は誰でも出来る!作曲のやり方をサンプル音源を付けてご説明します!

良く楽器は出来るのに作曲が出来ないという方に「作曲出来る人って凄いよね」とか「作曲のやり方がわからない」と言われる事があります。

楽器出来るんですよ?

楽器が全く出来ないならなかなか曲の構成などを口で説明して作り方を教えるのは難しいかもしれません。(不可能ではないですが)

でも上手い下手は置いといて、楽器が出来るなら作曲は間違いなく出来ます。

では何故出来ないのでしょう?

それは作曲をやってないからです。

作曲=難しいという固定観念からチャレンジすらしてないから作曲が出来ないのです。

最初からオリジナリティ溢れる曲が作れるはずないんです。

だって初心者だから当たり前です。

今回は作曲の初歩の初歩。

作曲をやってみるという点に重点を置きお話しさせて頂きます。

簡単な作曲のやり方も織り交ぜながらお話しさせて頂きますので、このやり方を真似するだけで少なくとも1曲は作れるようになるはずです。

これを期に、頑張って最初の一歩を踏み出しましょう!

作曲のやり方(超初心者向け)

私が初めて作曲をしたのが中学2年生の時にギターを始めてから約3か月くらいの頃です。

無性に曲を作ってみたい!という衝動にかられ、まだアコギで数十曲コードを見ながら弾ける程度の頃です。

ちなみに私自身スクールなどには一切通った事がありません。

全て独学です。

周りにギターが弾ける友達がいるわけでもなく、作曲なんて誰も教えてくれない状況の中で私は無謀にも作曲に挑みました。

その当時どうやって作曲していたか簡単に説明します。

・好きなアーティストの楽曲のコード進行の順番を変えてコード進行を決める。
・ノートに殴り書きで伝えたい言葉、好きな言葉をページいっぱいに書く。
・決めたコード進行を弾きながら、ノートに書いた言葉を呪文のように唱え、並べ替え、文章っぽくまとめてみる。
・それにメロディーをつけて言葉が足りない、余る等の部分を調整して行きなんとなく完成。

これをAメロ、Bメロ、サビ全てでやると曲の完成です。

多分これ誰でも出来るくらい簡単だと思うんですよね。

ギターを始めてたった3か月の初心者が出来るくらいですから。

恐らく作曲をする時に皆さんの一番の難題がコード進行だと思います。

もしかして自分が作った曲が、「パクリだって言われないようにしなきゃ」って考えてませんか?

それを言ってしまったら曲は作れません。

だってコード進行はほぼ全て出尽くしてしまってるんですよ?

良く使われるメジャーなコード進行だと世界中で何億という曲で同じコード進行が使われているかもしれません。

なので最初は気にせず思いっきり真似てみましょう!

コード進行なんて同じでいいんです!もし気になるならコードの順番変えちゃえば友達になんてバレませんw

難しい事は考えず、そこにどんな想いを込め、メロディーを乗せ歌うか、それが作曲です。

何事もまずはやってみないと始まりません。

とはいろいろ言ってはみたものの、なかなか実際のやり方のイメージが付かないかもしれませんね。

では次は実際によく使われるコード進行で曲を作って行ってみましょう。

簡単なコード進行で作曲してみよう

今回はギターでよくあるコード進行を使い、簡単に曲を作ってみたいと思います。

ではまず最初にAメロから作って行きたいと思います。

C→Am→F→G

今回はこの良く使われるコード進行を例に、四分音符(4/4拍子の曲で1小節に4つ音符が入る)でストロークして1小節毎にコードが切り替わるように弾いてみました。

Aメロサンプル音源

もしかしたらギターをやってる方なら似たようなコード進行を弾いた事があるかもしれませんね。

では次にこのコードにメロディを付けてみたいと思います。

Aメロ歌入りサンプル

今回のサンプル曲はあえて歌詞は付けずにラララで歌わせて頂きました。

このメロディーに文字数を合わせ、歌詞を当て行くのが作曲のひとつの方法です。

曲は大体Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Cメロなどいろいろなパートを組み合わせて構成されます。

人によってはサビから作る人もいれば、Aメロから作る人もいれば、歌詞から作る人もいます。

作り方に決まりはないので、いろいろな作り方を試して、自分の作りやすい作り方を見つけて行くのも作曲の楽しみ方のひとつでもあります。

では次はオーソドックスなやり方で、Aメロ→Bメロ→サビの順番で先程のAメロの続き、Bメロを作って行きたいと思います。

Bメロの作曲のやり方

これもセオリーはないですが、簡単なBメロの作り方が、Aメロのコードを並べ替えると簡単にBメロのコード進行を作る事が出来ます。

今回のサンプル曲のBメロは

F→G→C→Am→F→Fm→G

で作ってみました。

最後のGは2小節弾いています。

Bメロサンプル音源

このコード進行のポイントがサビ前にFmを入れて何か来るぞ!感を出している所ですかね。

この様にサビに入る前にマイナーコードを入れてみたり、セブンスを入れてみたりするとサビに繋げやすくなったりします。

ただ多用するとくどくなるのでその辺りはセンスになって来てしまいますが、いろいろな楽曲で使われているのでコード進行作りの参考にしてみて下さい。

そしてこれに歌を入れてみるとこんな感じですかね。

Bメロ歌入りサンプル

こんな感じでBメロも決まりました。

では最後はサビを作って行きます。

サビの作曲のやり方

サビはやはり盛り上がりが欲しいので少しコードに変化を加えてみました。

サビのコードが

C→E→Am→F→G→C→E→Am→F→G→C

で作ってみました。

このサビのポイントは最初と繰り返しの所の頭の部分のC→Eを2拍ずつで弾いてる所ですかね。

コードもここで初めてEが出て来ました。このEの登場により曲に少し変化が出てくると思います。

ではサンプルをお聴きください。

サビサンプル音源

ちょっと雰囲気変わりましたよね?

サビで初登場したEは無くてもサビは出来るのですが、少し変化が欲しい場合などに新しいコードを追加してここはサビだよとわかりやすくしたりも出来ます。

この辺りもセンスや、作りたい曲によっても変わって来るので、一概には言えませんが、こんな技もあるよ的な感じで頭の片隅にでも置いといてみて下さい。

その内使う日が来るかもしれません。

ではこのサビにも歌を付けてみましょう。

サビ歌入りサンプル

こんな感じでサビも作り終われば曲の大体は完成です。

今回ご紹介したコード進行を参考に、コードを組み替えて自分なりにコード進行を考えてみても良いと思います。

でもコード進行なんてまだ考えられないという方は、今回ご紹介したコード進行をそのまま使って、私とは違ったメロディーを付けたり、歌詞を付けたりしてみて下さい。

これだけでまず最初の1曲は完成するはずです。

あとギターの場合同じコード進行でもカポタストを付けるとかなり印象が変わるので、今回ご紹介したコード進行を好きな位置にカポタストを付けて弾いてみて下さい。

ちなみにカポタストとはこんなやつですね。

これをギターのネックに付けて同じコードを弾くと簡単にキーが変えられる便利なアイテムです。

最後に今回作曲した曲をアレンジしてみた

最後に今回作曲した曲に他の楽器などを加えてアレンジしてみました。

超ドシンプルにアレンジしたのですが、これだけでもかなり曲っぽくなって来ると思います。

ここまでやるには多少なりとも他の楽器の知識や、PC等を使ったDTM等の知識も必要になって来ます。

作曲が出来るようになり、自分でアレンジして曲を完成させてみんなに聴いてもらいたい!という気持ちが出て来たらそちらも覚えて行きましょう。

現在ではiPhoneにインストールされているGarageBandなどでも簡単にレコーディングや編集が出来てしまう素晴らしい時代です。

GarageBandで作った音源をCDや配信などで売るのはちょっと難しいかもしれませんが、DTMの入り口としては全然問題ないと思います。

ちなみにDTMとはデスクトップミュージックの略で、PCでの音楽制作の事を指します。

これが出来るようになると自分の音源が全て自己完結出来るようになるので、活動の幅もかなり広がってきます。

私の音源を例に挙げさせて頂くと、こんな感じの音源が自分一人で作れるようになります。

ここまで出来るようになるにはかなりの時間が掛かりますが、作曲が出来るようになるとこんな楽しい事が出来るようになるのです。

この記事をきっかけに作曲が出来るようになってもらえたら嬉しいです。

作曲って本当に楽しいですよ♪

もしわからないことや質問等ございましたらコメント欄またはお問い合わせフォームよりご連絡頂ければ可能な限りお答えしたいと思います。

では楽しい音楽ライフを♪