どうもカーリーです!
今回は歌のブレスのタイミングの重要性についてお話して行こうと思います。
目次
ブレスとは?
いわゆる息継ぎの事を歌ではブレスと言います。
息継ぎ、ブレスの事を調べているとよく耳にするのが腹式呼吸ではないでしょうか?
腹式呼吸(ふくしきこきゅう)とは、一般的には胸郭(肋骨などからなる籠状の骨格)をなるべく動かさずに行う呼吸のことをいう。
声楽においては、声を良く出すために呼吸を工夫することを、「腹式呼吸」という言葉で示すことが多い。
引用:Wikipedia
この腹式呼吸の練習方法で言われているのが
「吸うのではなく、勝手に空気が入ってくる感覚」
正直わかりづらいんですよね。でも間違いなくこれが腹式呼吸です。
胸式呼吸だと、どうしても方が上がってしまったり、体が動いてしまうのですが腹式呼吸は動くのはお腹のみです。
正式には横隔膜らしいのですがその辺りはボイトレに通ったこともないのでよくわかりませんw
複式呼吸にとらわれ過ぎない
歌と言えば複式呼吸出来なきゃダメなんでしょ?と思われる方も多いかもしれません。
確かにライブやカラオケなどで腹式呼吸が出来る人は、歌ってる最中に息切れを起こして歌えなくなる事はあまりないかもしれません。
でもそれは腹式呼吸以前に
ブレスのタイミングがわかってない
のがほとんどの原因だと思います。
ブレスのタイミングとは
私の曲を参考曲にお話しします。
参考曲をお聴きになって頂いた上での質問です。
Aメロの歌詞がこちらになります。
車の騒音が僕の胸のモヤモヤと絡まった
ふと見上げた空 ちょっと曇ってた
そんな些細な事も自分の事と重ね合わせた
この歌詞のどの部分でブレスしたら良いかわかりますか?
これについて正解は無いのですが、あえて言うなら
自分が思うように歌えるよう次のブレスからブレスまでの
フレーズ間がしっかり発声出来る量を取り込めるタイミング
ですかね。非常にわかりづらいw
その人の歌い方によって必要な酸素量も変わってきます。
大きい声で歌えば沢山息を吸わなければならないし、小さい声なら少量で済む。
またEXILEのように吐息交じりのような(少し息を吐きながら歌っているような感覚)歌い方では小さい声でも必要酸素量は増えてきます。
ブレスはしっかりと次のフレーズを歌うための準備
では先程の歌詞で私がブレスしている箇所をブレス記号【V=ブレス】を使ってご説明いたします。
V 車の騒音が V 僕の胸のモヤモヤと絡まった
V ふと見上げた空 V ちょっと曇ってた
V そんな些細な事も V 自分の事と重ね合わせた
こちらが私のブレスのタイミングです。
2段目、4段目の歌詞は正直一息で行けるのですが、若干の哀愁を出したかったので息を吐いたような発声の仕方をしています。
なのであえて途中でブレスを入れ次のフレーズを歌っています。
次の言葉までに間がある場合はブレスのタイミングまで息を止めています。
それほどブレスにおいてタイミングは重要なのです。
絶対ここでブレスを入れなければダメということは無く、こう表現したいからここにブレスを入れるという事になります。
それはオリジナル曲でもカラオケなどでも同じことです。
ただ最初から自分のブレスのタイミングが自然と取れる方はいないと思います。
ではどうしたらいいでしょうか?
歌詞にブレスのタイミングを書き出す
まず歌いたい曲の歌詞をPCのメモやword、手書きでノートに書き写すなどをしてみて下さい。
販売されている楽曲の歌詞は著作物なのでネットなどにある歌詞をコピーしてはいけません。面倒かもしれませんが自分で書きましょう。
そしてそこに楽曲を聴き、歌いながら一息で歌える部分を探し、次のフレーズをしっかり歌うためにブレスが必要な部分にブレス記号などを書き込んで行きましょう。
好きなアーティストの楽曲で、実際にブレスの音が聞こえる場合はその個所にブレス記号を入れるのが一番簡単かもしれません。
そして書き終わったら実際にそれを見ながら歌ってみましょう。
ブレスのタイミングを覚えることにより、必要な酸素量がわかる為以前より格段に歌いやすくなっているはずです。
タイミングさえわかれば自然に出来るようになる
自分に必要な酸素量がわかれば自然とブレスが必要な個所がわかってくると思います。
特に高音は大量の酸素を使います。
メロディーをちゃんと覚え、ブレスのタイミングがわかるだけで聞いてる人に「おお上手い!」と言わせる事も出来るでしょう。
それがわかった上で肺活量向上のトレーニングや、腹式呼吸の習得をするとまた格段にレベルアップすると思います。
最初は大変かもしれませんが、ブレスのタイミングを覚えて楽しく歌を歌えるようになりましょう!
では楽しい音楽ライフを♪