BABYFACEProのコンデンサーマイクの使い方

遂にRME BABYFACEPro購入しました!

最近仮歌からの本歌(販売されるCD等に自分の歌を使って頂く)の依頼が増えて来た事もあり、WindosとMac両方対応出来る高品質なオーディオインターフェイスの購入を考えていました。

いろいろ悩んだ結果RME BABYFACEProを購入しました。

今回の記事では、RME BABYFACEProを選んだ理由と、コンデンサーマイクの使用に少し苦戦したのでそちらのやり方を共有して行きたいと思います。

私がBABYFACEProを選んだ理由

私がBABYFACEProを視野に入れ始めたのがこのツイートからでした。

宇多田ヒカルさんも使ってんの!?ってなりましたw

もっと高価なオーディオを使ってると思っていたので正直びっくりしましたw

このツイートを見るまでは、知り合いのプロのエンジニアに「UNIVERSAL AUDIOのApollo Twinは本当に良いよ」とおすすめされてたので、APOLLO TWINの購入しか考えてませんでした。

ただ私がWindowsユーザーだった事もあり、購入するにはまずMacから買わなければならかった為Apollo Twinの購入を見送ってました。

そんな時普段やっている仮歌のお仕事から本歌のご依頼がありました。

普段使っているオーディオインターフェイスも悪い物ではないのですが、採用しては頂いたものの少し申し訳ない気持ちになりました。

もっとご依頼主様に満足して頂こうと思い、もっと高品質なオーディオインターフェイスの購入を決意しました。

BABYFACEProを選んだ理由その1

・WindowsでもMacでも両方使える

これは大きかったですね。

仕事での利便性の問題もありWindowsの使用頻度のが今の所多いのですが、作家様のほとんどがMacユーザーの為、開けないファイルがあったり、ファイル名が文字化けしてしまったり等の問題がありました。

なので将来的にWindowsとMacの両方で使えるオーディオインターフェイスとなると悩んだ結果、最終的にBABYFACEPro一択になりました。

Apollo TwinでもThunderbolt 3に対応したPCであればWindowsでも使用可能なのですが、調べてみるとまだまだWindowsでの使用は不具合も多く、所有しているPCがUSB Type-Cに対応していてもThunderbolt 3に対応していなかったりと購入するには不安が残りました。

とりあえず買ってみるっていうレベルの金額でもないですしねw

Apollo TwinはWindows版も出てるのですが、先程も述べた通りWindowsとMacの両方で使えるオーディオインターフェイスとなるとWindowsのみになってしまうので除外しました。

BABYFACEProを選んだ理由その2

USBバスパワー

これも結構重要だったりします。

やはり高性能なオーディオインターフェイスになると消費電力も大きくなってしまう物が多いので、必然的に外部電源が必用になって来ます。

でもBABYFACEProはUSBバスパワーに対応してるので、外部電源が無くても、USBでPCに繋げれば動きます。

ノートPCなどで外でレコーディングをする際や、ライブでの使用等にとても便利ですね。

USBバスパワーだからと言って他のオーディオインターフェイスより音質が劣る事もありません。

コンパクトで携帯性に優れた商品です。

BABYFACEProを選んだ理由その3

・TotalMix FXを使ったDSP処理

これが非常に素晴らしい。

DSP処理とは簡単に説明するとオーディオインターフェイスの中にCPUのようなものが入っていて、それがPCの代わりに処理をしてくれるのでDSP処理が出来ないオーディオインターフェイスと比べてPCのCPU負荷が軽くなるというメリットがあります。

ただ注意が必要なのは、この処理に関してはTotalMix FXを使った音声の処理やエフェクトのみになります。

PC内にインストールしたプラグインなどはPCのCPUを使う事になります。

Apollo Twinでも同様にDSP処理が可能で、SOLO→DUO→QUADの順で可能なDSP処理が出来るスロットの数が増えて行きます。

UADプラグインという名機をモデリングしたプラグインが非常に人気で、このUADプラグインを使いたいが為だけにユニバーサルオーディオ社のインターフェイスを購入する方もいる程です。

他にも高性能な機能が沢山あるのですが、この3つが私が購入を決めた点です。

詳しい性能に関してはこちらのサイトをご覧ください。

Babyface Pro製品情報

高性能だがTotalMix FXが若干わかりづらい

実際に届いて初期設定をし、いざ試しにマイクを繋げ、音を確認してみようとすると

音が出ない…。

今まで何台かオーディオインターフェイスを使って来ましたが、今まではコンデンサーマイクを刺して、ファンタム電源の48Vスイッチを押せばすぐマイクが反応してくれてたのですが、BABYFACE Proはそんなボタンが無い…。

しばらく格闘しましたw

よくよく考えたらわかる事だったのですが、インストール時にドライバー等と一緒にTotalMix FXがインストールされます。

要はこれで細かいボリュームやらEQやらの設定してねって事だったんですね。

ファンタム電源のボタンもこの中にありました。

今回貼った画像はINPUT1にマイクを刺した場合の設定です。

AN1という所の赤丸内のレンチの様なボタンを押すと右側に更にウィンドウが開きます。

その中に赤丸内の48Vというボタンを押すとファンタム電源オンになり、コンデンサーマイクが使えるようになります。

こんな簡単な事なんですが、初めて使う方は私のように、使い方がわからずにPCと死闘を繰り広げなければならいかもしれないと思い、簡単ですがやり方を共有させて頂きました。

TotalMix FXの使い方に関してはまだまだいろいろ覚えなければいけないので、また何か使い方で苦戦したらやり方を共有したいと思いますw

ただそれ以外文句の付け所がないくらい素晴らしいです!

高価な買い物でしたが、買ってよかったと思えました。

オーディオインターフェイス選びで悩んでる方の参考になれば幸いです♪

12 件のコメント

  • こんにちわ。当方、Babyface pro fsを買ってラベリアタイプのコンデンサーマイクを
    繋いだのですが音声が出ず調べたところこちらのブログに辿り着きました。
    48vオンにしたのですがそれでも出ず….windowsの音量ミキサー見てもマイクアイコンが表示されないです
    声を発してもヘッドフォンから聞こえない状態になっています
    ブログ主様の方は、音量ミキサーよりマイクアイコンは表示されますか?

    • レモン様
      コメントありがとうございます。
      音量ミキサーにはマイクアイコンは表示されていませんが、問題なくマイクは使えております。
      DAWを使用せず、Windowsのみでマイクを使用したいという事でよろしいでしょうか?
      その場合コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→オーディオデバイスの管理の順にクリックして頂き、開いたウィンドウの再生タブの中からADAT5+6(RME Babyface Pro)を選び、規定値に設定をクリックします。
      次に録音タブをクリックして頂きADAT1+2(RME Babyface Pro)を選び、規定値に設定をクリックします。
      こちらで出来ませんでしょうか?
      当方Babyface pro fsではないので設定は多少違うかもしれませんが、windowsで音声出力する場合のやり方はこちらになります。
      また何かありましたらコメント頂ければと思います。

      • 返信ありがとうございます。
        どうやら接続の仕方に問題が有ったようで、今はマイクの音が聞こえるようになったのですが
        ヘッドフォンの左側からしか出てこない状態で再び困ってしまいました。

        環境を書くと、
        ラベリアタイプのコンデンサーマイクをRME機器のXLR入力1に接続
        ヘッドフォンを同機器の標準端子に接続
        再生デバイスはanalog3+4、入力デバイスはanalog1+2となっております

        よろしくお願いしますorz

        • レモン様
          ご返信ありがとうございます。
          TotalMix FX上で、Software Playbackの段のanalog1+2はステレオになってますでしょうか?レンチの様なマークを押すとステレオボタンが出て来ると思うのですが、そちらが点灯しているかご確認してみて下さい。

  • AN1/2のとこでしょうか?点灯してます。
    マイクに声を当ててみるとtotalmix上では同じ段のPH3から音が出てるようです(緑色のバーが動いてるので)
    ちなみにyoutubeの動画などを再生した場合は、PH3とPH4の両方です。(こちらは問題なく再生しております)
    AN1/2の方はバーが少しも動いてないです。

      • こちらもダメでした。調べたところオーディオインターフェイスは、2本のマイクをステレオで録音するようになってるようで
        一方の端子に接続すれば、片側からしか音が出ないのは仕様のようです
        ブログ主様の方では、マイクの音声は両方から聞こえるようになってますか??

        • なるほど…。
          私の環境ですと、Windows単体で使うのではなく、DTM環境での使用ですので、私が使っているソフト上では問題無くステレオ再生出来ています。
          レモン様はどの様な用途でBABYFACEProをお使いになりたいのでしょうか?

          • 基本的には友達とskypeのようなアプリでボイスチャットやるのがメインで、
            今後、「歌ってみた」動画のように歌の録音もやる予定です
            ボイスチャット用途として購入するものではないのでしょうけど、
            ノイズの無いきれいな音質でボイスチャットやりたくてこちらの機器を買った次第でございます(;^_^A

          • skypeですね!
            私の環境ではskypeでの使用も問題なく出来ています。モノラルで使用していますが、問題なくskypeなどのボイスチャットに使用できています。
            片方からしか聞こえないというのはご自身の声のみでしょうか?
            ひとまずTotalMix FXの最上段のHARDWARE INPUTSのAN1/2部分のステレオボタンは消灯させて下さい。
            私自身の自分の声はskypeではモニターしていないので原因があまりわからないのですが。下記のURLのやり方で音声出力試してみてはいかがでしょうか?

            https://synthax.jp/tutorials/articles/pcaudio-babyface.html
            skype側の設定が出来ていれば問題なくボイスチャットが出来るはずなのですが。
            あまりお力になれずすいません…。

  • いえいえ、こちらこそ知識が無いのにこちらの機器に手だしてしまったので…
    マニュアル読んでも難しそうです。
    エコーをかけられるみたいなのですが、FX sendをいっぱいにいじっても効果も無かったり。

    相手には、両方からきちんと自分の音声が届いてるようです
    こちらのヘッドフォンからは自分の音声が片側で、相手の音声や動画などの音声は問題なく聞こえてます
    一応下記のURLも試しましたが、変化がありませんでした。
    とりあえず、会話の相手には問題ないようなので、このままでいこうと思います。
    ちなみに録音タブ→analog1+2のプロパティのジャック情報には「ジャック情報はありません」と表示されてるのですが、
    ブログ主様の方でも同様でしょうか?
    通常のマザボの端子にマイク直挿しと、間にオーディオインターフェイスに接続とでは、やや事情が異なるのでしょうか。

    • 最初は設定など難しいですよね…。
      skypeなどで使用する際は私側の音声はモニターしてませんので、特に問題なく使用出来ています。

      >録音タブ→analog1+2のプロパティのジャック情報には「ジャック情報はありません」と表示されてるのですが、
      ブログ主様の方でも同様でしょうか?

      こちらの件ですが、確認しました所同じ表示が出ております。
      オーディオインターフェースはマザーボードにオンボードのサウンド機能などを使うのではなく、オーディオインターフェースをサウンドデバイスしとして使用するので事情は異なります。
      音質の向上や遅延が少なくなったりとメリットは沢山ありますが、初めての方には少々設定等が難しいのが難点です。

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